環境情報

今日、環境問題への対応としては、大きく分けて循環型社会の形成、環境負荷物質の削減、そして地球温暖化への取組みがあげられます。

  1. 循環型社会の形成:限られた資源の効率的利用のために、廃棄物等の発生量を極力減らすこと、また、発生した循環資源の循環的な利用を円滑に行えるような循環型社会の形成を目指す
  2. 環境負荷物質の削減:人の健康に影響のある環境負荷物質の少ない社会をつくるため、排出ガス規制や、有害な化学物質である環境負荷物質の使用規制の強化、あるいは、公衆衛生確保のために不法投棄の防止、廃棄物の適正処理
  3. 地球温暖化の防止:地球温暖化を防止し、気候変動枠組条約に基づく国際公約を果たすための温室効果ガスの削減

わが国の環境政策においては、達成すべき目標を定めてこれを遵守させるという従来型の規制から、情報開示を通じて企業の自主的な取組みを促すといった変化が見られます。企業の自主的な取組みとしては、環境マネジメントシステムとしてのISO 14001の取得や、製品の生産に使用する部品や素材において、環境に配慮した活動を行っている取引先から、環境に配慮したものを優先的に調達するグリーン調達などがあげられます。

その一方で、欧州のRoHS指令のように有害な化学物質の使用を規制・禁止する動きもあり、グローバルに企業活動を行うためには、環境に配慮した企業経営がより一層求められています。