概要

JARAとは

一般社団法人日本ロボット工業会(Japan Robot Association :JARA)は、1971(昭和46)年3月任意団体「産業用ロボット懇談会」として設立、1972(昭和47)年10月に任意団体「日本産業用ロボット工業会」に、そして1973(昭和48)年10月には社団法人化され、1994(平成6)年6月「日本ロボット工業会」へと発展改組してきた業界団体です。

なお、当会は公益法人制度改革による新制度のもと、2012(平成24)年4月1日をもって一般社団法人へ移行し、一般社団法人日本ロボット工業会となりました。 

当会は、ロボット及びそのシステム製品に関する研究開発の推進及び利用技術の普及促進等を行うことにより、ロボット製造業の振興を図るとともに、広く産業の高度化及び社会福祉の向上に資し、ひいては国民経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的とし、次の事業を実施しています。

  1. ロボットの研究開発の推進及び利用技術の普及の促進
  2. ロボットのシステム商品化及び利用普及の促進
  3. ロボットの生産、販売に係わる産業の高度化の促進
  4. 前3号に係わる政策課題、市場・技術動向等に関する情報収集・分析、調査、研究、提言
  5. 第1号、第2号、及び第3号に係わる業際間交流、産学交流の推進
  6. ロボットに関する標準化の推進
  7. ロボットに関する国際交流の促進
  8. 展示会、シンポジウム、セミナー等の開催を通じた技術情報発信の推進

委員会および部会の主な事業活動

運営委員会

ロボット業界発展のために、基本政策・基本計画、および将来ビジョンの策定、国際交流及び広報等の活動を行います。

企画部会

ロボット業界発展のための基本政策・基本計画、および将来ビジョンの策定を行うとともに、ロボットの研究開発促進、普及促進のための施策の立案、金融税制上の助成等の施策立案、および政府等への要望を行います。

また、環境対応として、国内の揮発性有機化合物(VOC)排出規制への対応、あるいは欧州のRoHS指令等の環境規制についてその対応を検討します。

国際部会

海外開催の国際シンポジウムへの参加や国際ロボット連盟(International Federation of Robotics: IFR)を通じた国際交流活動、等に関する活動を行います。

広報部会

機関誌、会報、およびホームページ等広報に関する活動を行います。

業務委員会

ロボット、およびロボットシステムの利用促進を図るために、展示会、フォーラムやシンポジウム等の各種事業の実施に加え、統計調査、市場調査、および各種利用促進制度の運用、用途別ロボットの諸問題等関する活動を行います。

事業部会

テクノフォーラム、国際/国内シンポジウム、国際ロボット展、実装プロセステクノロジー展等の各種事業に関する活動を行います。

調査・統計部会

ロボット、およびロボットシステムの受注・生産・出荷に関する統計調査、利用技術調査及びロボット利用促進に関する活動を行います。

市場分科会

ロボット、およびロボットシステムの市場振興に係わる諸問題に関する活動を行います。

技術委員会

ロボット、およびロボットシステムの技術向上のために、技術調査、標準化調査、ロボットシステム導入支援のためのエンジニアリングに関する活動を行います。

技術調査・標準化部会

ロボットの技術動向調査、研究開発調査等の技術調査及び内外の標準化調査を行います。

システムエンジニアリング部会

ロボットシステム導入支援のためのエンジニアリングの諸問題に関する活動を行います。

ロボット技術検討部会

我が国ロボットの国際的優位性を維持するうえで、その要素技術やシステム化技術の変革を促すための課題について検討を行います。

建築鉄骨溶接ロボット型式認証委員会

建築鉄骨製作分野において急速に普及し、多くの実績のある建築鉄骨溶接ロボットにより、健全な溶接部を得ることを目的として認証を行います。

ORiN協議会

ORiN (Open Resource Interface for the Network / Open Robot Interface for the Network)に関する普及、仕様の維持・改善、ソフトウェアの管理(保管、配布、改修)に関する活動を行います。

エンタテイメントロボットフォーラム

エンタテイメントロボットに関係した技術者による情報交流とともに、公開フォーラム等の開催を通じた広報活動を行います。

ロボットサービスイニシアチブ(RSi)

ロボットによる情報サービス提供などのロボットサービスに関する技術検討や普及活動を行います。