【追加公募】ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業【終了しました】
(一社)日本ロボット工業会では経済産業省からの補助(定額)を受けて、「ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業」を実施します。
本事業では、ロボットを使用した機械システムの導入提案や設計、構築等を行う「ロボットSI」事業を行うのに必要な知識や技能、提案能力の習得や、提案型のロボットSIを行うことができる環境の整備、ロボットシステムのモデル構築等を目的とした、ロボットの取得等に要する経費の一部を助成します。
以下のA~Cの類型のいずれかに合致する優れた提案に対して補助を行います。
補助対象事業者 | 本事業を契機にロボットSI事業を始める者やロボットSI事業を営んでいる者、協業等によりロボットSI事業を行う連携体、地域でロボット導入提案を行う公設試・地方自治体 等 |
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補助対象事業者 | 中小企業:2/3以内 | 大企業(中小企業以外):1/2以内 |
補助対象経費 | ロボット本体やロボットに取り付ける機器・周辺装置の購入費や製作に掛かる費用、ソフトウェアの使用料・購入費、人件費、安全講習の受講料 等 |
※本事業により取得したロボット等は、申請者(ロボットシステムインテグレータ等)が所有する計画である必要があります。他の事業者への譲渡(売却等)、交換又は貸付け等の財産処分を前提とした申請は認められません。
※既存の生産設備等に組み込むことを目的としたロボットシステムを構築する申請は対象として認められません。
A類型 ロボットSI事業参入・拡大型 補助金上限額 : 1,500万円
提案内容
ロボットSIに必要な知識、技能及び提案能力の習得や高度化を目的として、自らロボット等を取得し、ロボット技術者やロボットシステムの導入提案を担う人材の育成等を通じて、ロボットSIを新たに事業の一つとして展開していく計画や、既存のロボットSI事業の拡大を目指す計画、実演等による導入提案が可能な環境を整備しロボット導入の促進を図る計画を対象とします。
例
- 現在、産業用機械を中心に扱っており、ロボットも年に数台程度だが扱った経験はある。今回の補助金を機に、ロボットも本格的に扱える技術を習得し、ロボットを使ったシステム提案を行えるようにすることで、自社の販路開拓を実現する。
- 長年にわたり生産管理を中心としたソフトウェアアプリケーションの開発を行っているが、IoT社会の到来に伴い、実際の製造現場や機器とのデータ連携が不可欠になっていると感じ、ロボットの操作技術を身に付けSI事業への参入を図る。
- すでに長年SI事業を営んでいるが、これまでは溶接や塗装工程への大型ロボット導入が中心であった。近年、軽作業へのロボット導入の相談が増えてきていること踏まえ、これを機にヒト協調ロボットを購入・研究し業務範囲を拡大する。
※各類型での例はあくまで事業のイメージを示す一例であり、この提案であれば採択するというものではありません。
B類型 ロボットセンター開設型 補助金上限額 : 5,000万円
提案内容
ロボット導入促進のための環境整備を目的として、多彩なロボットを取りそろえロボットシステムの展示や実演等を通じた導入提案を行うほか、ロボットの操作教育や安全教育、ロボットに関する普及・啓発等の講習を実施していく計画を対象とします。
例
- 地域の事業者にロボットの動きや機能を知ってもらうために、様々なメーカーや種類のロボットを取りそろえたロボットセンターを開設するとともに、ロボット導入後の安全講習や、ロボット導入に関するセミナーを実施してロボット関連の知識の普及を行っていく。
※各類型での例はあくまで事業のイメージを示す一例であり、この提案であれば採択するというものではありません。
C類型 ロボットシステムのモデル構築型 補助金上限額 : 3,000万円
提案内容
多くの中小企業等の現場(ものづくり分野、サービス分野)に共通する課題を解決するためのロボットシステムのモデルを構築し、多様な現場にその導入を提案し展開していくツールとすることで、提案型のロボットSIを実現する計画を対象とします。
例
- 中小企業の組立現場にある様々な工具を把持し、ネジ締め・圧入・嵌合い等の基本組立動作を行うことができるシステムを構築する。
- 3DCADを利用して、ティーチングレスのバリ取りシステムを構築する。
- これまでにある食品の整列システムを構築したことがあるが、その経験を生かして様々な形状の食品に適用できる整列システムを構築する。
- 物流現場において、多様なサイズの通い箱を指定した場所から取り出し、指定した位置に運ぶシステムを構築する。
※各類型での例はあくまで事業のイメージを示す一例であり、この提案であれば採択するというものではありません。
公募期間
公募開始 | 平成29年5月11日(木) |
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締切 | 平成29年6月30日(金)(必着) |
関係書類
公募要領他
公募要領他
※必ず提出書類自己チェック表を参考に提出書類を確認してください。
- 提出書類自己チェック表
- (様式1)補助事業申請書
- (様式2-1(A))A類型用 事業計画書
- (様式2-1(B))B類型用 事業計画書
- (様式2-1(C))C類型用 事業計画書
- (様式2-2)経費明細表
- (様式2-3)経費明細総括表 ※共同申請時のみ
お問合せ先
一般社団法人日本ロボット工業会
「ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業」係
担当 :高本・須田・中川・高橋
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館
TEL:03-3434-2919