>平成30年度 生活支援ロボットを安全に運用するためのルールに関する国際標準化

概要

JIS原案作成を行い、日本工業標準調査会に具申すると共に、JIS規格使用者のための解説を作成した。また、国際提案に向けてその英訳も行った。さらに、JIS原案の規定内容の有効性確認のためにケーススタディを実施した。

国際標準化については、日本がリーダーシップを取って進めることを目指しているので、日本の生活支援ロボットメーカがロボットを供給しているタイ政府関係者との調整を図ると共に、ISO TC299の主要関係国等に対して、国際会議の場を通じて、生活支援ロボットの安全な普及のための運用安全プロセスの国際規格の必要性、重要性について説明を行った。加えて、AI技術を活用し、機器のリスクアセスメントやマニュアル、また実運用データなどから情報や知識を収集して体系化し、運用者の安全への理解や安全な運用の実施を支援するツールの開発に向けて、基盤的研究を実施した。