年間統計
2024年6月3日 リリース
プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会
調査・統計部会
マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績
2023年 暦年【会員+非会員】について
調査概要
「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績 2023年 暦年【会員+非会員】」は、当会のロボット産業需給動向調査を基に作成したもので、当会の会員及び非会員の調査対象企業による実績(サービスロボットを除く)である。
業況
2023年は、世界経済の先行き不透明感が高まる中、中国の市況悪化などからロボットの需要環境は年間を通して低調となった。
会員と非会員を含めた年間受注額は、対前年比24.1%減の8,434億円、生産額は同12.7%減の8,916億円と、それぞれ前年を大幅に下回った。国内外向けで半導体用に減少がみられたほか、輸出ではロボット需要を強くけん引してきた電子部品実装用が中国向けを中心に減少するとともに、溶接用は欧米向けで減少した。
受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
1.受注
受注台数(台) | 198,864(前年比▲33.5%)【4年ぶりの減少】 |
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受注額(億円) | 8,434(同▲24.1%)【4年ぶりの減少】 |
2.生産
生産台数(台) | 220,581(前年比▲21.2%)【4年ぶりの減少】 |
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生産額(億円) | 8,916(同▲12.7%)【3年ぶりの減少】 |
3.出荷
総出荷台数(台) | 227,376(前年比▲19.6%)【3年ぶりの減少】 |
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総出荷額(億円) | 9,226(同▲12.2%)【3年ぶりの減少】 |
国内出荷台数(台) | 48,268(同▲7.9%)【3年ぶりの減少】 |
国内出荷額(億円) | 2,225(同▲4.7%)【3年ぶりの減少】 |
輸出台数(台) | 179,108(同▲22.3%)【4年ぶりの減少】 |
輸出額(億円) | 7,001(同▲14.3%)【4年ぶりの減少】 |
3.1 国内出荷内訳
[業種別]電気機械製造業向け
国内出荷台数(台) | 17,017(前年比▲17.8%)【3年ぶりの減少】 |
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国内出荷額(億円) | 824(同▲13.7%)【3年ぶりの減少】 |
[業種別]自動車製造業向け
国内出荷台数(台) | 11,770(前年比▲6.4%)【2年連続の減少】 |
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国内出荷額(億円) | 548(同+1.2%)【2年ぶりの増加】 |
3.2 輸出内訳
[用途別]電子部品実装用
輸出台数(台) | 11,338(前年比▲29.2%)【2年連続の減少】 |
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輸出額(億円) | 1,860(同▲25.7%)【2年連続の減少】 |
[用途別]溶接用
輸出台数(台) | 37,400(前年比▲7.0%)【4年ぶりの減少】 |
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輸出額(億円) | 940(同▲0.7%)【3年ぶりの減少】 |
2024年見通し
2024年は、世界経済を覆う諸リスクが憂慮され、依然として設備投資環境に調整局面が見られるものの、世界的な自動化要求はなお高い水準にあると見込まれ、足元では一部用途中心に回復の兆しも見せていることなどから、ロボット受注額は対前年比2.0%増の8,600億円、生産額は3.5%減の同じく8,600億円を見通している。