四半期統計(2022年7~9月期)

2022年10月27日リリース

プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会

マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績
2022年7~9月期【会員ベース】について

調査概要

「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績 2022年7~9月期【会員ベース】」は、当会の産業用ロボット月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助法人会員対象企業による実績である。

業況

2022年7~9月期は、受注額が対前年同期比10.7%の増加、生産額が9.2%の増加となった。生産額は四半期で過去最高となった。

出荷実績をみると、国内向けは前期同様に、自動車製造業向け中心に勢いに欠けるものの、半導体用や実装用等の好調さは継続した。輸出は前年同期が好調だった中国向けなどで減少がみられたものの、全体としては高水準で推移した。国内向けと輸出を合わせた総出荷は、台数、金額ともに四半期で過去最高を記録している。

新型コロナウイルス感染症や地政学的緊張などの各種リスクにさらされる中においても、ロボット需要は回復・広がりをみせているものの、今後の動向には引き続き注視する必要がある。

受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

1.受注

受注台数(台) 68,315(前年同期比+5.9%) 【8四半期連続の増加】
受注額(億円) 2,361(同+10.7) 【2四半期ぶりの増加】

2.生産

生産台数(台) 63,682(前年同期比+12.6%) 【8四半期連続の増加】
生産額(億円) 2,231(同+9.2%) 【8四半期連続の増加】

 

3.出荷

総出荷台数(台) 64,084(前年同期比+13.8%) 【8四半期連続の増加】
総出荷額(億円) 2,260(同+12.2%) 【8四半期連続の増加】
国内出荷台数(台) 11,211(同+4.6%) 【6四半期連続の増加】
国内出荷額(億円) 481(同+2.7%) 【6四半期連続の増加】
輸出台数(台) 52,873(同+15.9%) 【8四半期連続の増加】
輸出額(億円) 1,779(同+15.1%) 【8四半期連続の増加】

3.1 国内出荷内訳

電気機械製造業向け
国内出荷台数(台) 3,687(前年同期比+13.8%) 【7四半期連続の増加】
国内出荷額(億円) 164(同+14.3%) 【6四半期連続の増加】
自動車製造業向け
国内出荷台数(台) 3,359(前年同期比▲3.3%) 【2四半期連続の減少】
国内出荷額(億円) 140(▲6.7%) 【3四半期連続の減少】

3.2 輸出内訳

電子部品実装用
輸出台数(台) 3,992(前年同期比▲10.6%) 【4四半期連続の減少】
輸出額(億円) 637(同▲0.4%) 【3四半期連続の減少】
溶接用
輸出台数(台) 9,460(前年同期比▲5.4%) 【2四半期連続の減少】
輸出額(億円) 225(同+10.6%) 【8四半期連続の増加】

統計データダウンロード