年間統計
2022年5月31日 リリース
プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会
調査・統計部会
マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績
2021年 暦年【会員+非会員】について
調査概要
「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績 2021年 暦年【会員+非会員】」は、当会のロボット産業需給動向調査を基に作成したもので、当会の会員及び非会員の調査対象企業による実績である。
なお、サービスロボットは調査対象外としている。
業況
2021年は、地政学的理由や部品不足といった懸念材料があったものの、引き続き中国からの需要が市場を牽引するとともに、欧米もコロナ前の水準に戻すなど、輸出市場を中心に好調さがみられた。また、コロナ禍による事業継続や非接触観点でのニーズが生じたことも追い風となり、全体として大幅なプラス成長となった。
会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比25.6%増の1兆786億円、生産額は同22.5%増の9,391億円と、それぞれ過去最高となった。年間受注額は初の1兆円超えとなっている。
受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
1.受注
受注台数(台) | 299,035(前年比+42.2%) 【2年連続の増加】 |
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受注額(億円) | 10,786(同+25.6%)【2年連続の増加】 |
2.生産
生産台数(台) | 256,783(前年比+33.1%)【2年連続の増加】 |
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生産額(億円) | 9,391(同+22.5%)【3年ぶりの増加】 |
3.出荷
総出荷台数(台) | 261,636(前年比+33.1%) 【3年ぶりの増加】 |
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総出荷額(億円) | 9,624(同+23.2%) 【3年ぶりの増加】 |
国内出荷台数(台) | 49,950(同+19.9%)【3年ぶりの増加】 |
国内出荷額(億円) | 2,231(同+7.0%) 【3年ぶりの増加】 |
輸出台数(台) | 211,686(同+36.6%) 【2年連続の増加】 |
輸出額(億円) | 7,393(同+29.1%) 【2年連続の増加】 |
3.1 国内出荷内訳
[業種別]電気機械製造業向け
国内出荷台数(台) | 18,737(前年比+21.1%) 【3年ぶりの増加】 |
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国内出荷額(億円) | 818(同+10.4%) 【3年ぶりの増加】 |
[業種別]自動車製造業向け
国内出荷台数(台) | 13,515(前年比+10.5%) 【3年ぶりの増加】 |
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国内出荷額(億円) | 611(同+2.3%) 【3年ぶりの増加】 |
3.2 輸出内訳
[用途別]電子部品実装用
輸出台数(台) | 18,760(前年比+29.7%) 【2年連続の増加】 |
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輸出額(億円) | 2,795(同+29.1%) 【2年連続の増加】 |
[用途別]溶接用
輸出台数(台) | 40,055(前年比+48.4%) 【2年連続の増加】 |
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輸出額(億円) | 827(同+41.4%) 【4年ぶりの増加】 |
2022年見通し
2022年は、先行きの不透明さが増す中、国内外での継続的な自動化需要の増加が期待できるほか、コロナ禍による感染防止対策上での新たなロボットニーズも生まれており、ロボット受注額は対前年比3.6%増の1兆1,170億円、生産額は4.0%増の9,770億円と、それぞれ前年からの増加を期待している。