四半期統計（2021年4～6月期）

プレスリリース

ロボット統計受注・生産・出荷実績
2021年4～6月期【会員ベース】について

調査概要

「ロボット統計受注・生産・出荷実績 2021年4～6月期【会員ベース】」は、当会の産業用ロボット月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業による実績である。

業況

2021年4～6月期は、受注額が対前年同期比56.5％の増加、生産額が32.7％の増加と、それぞれ前年同期を大きく上回り、四半期として過去最高となった。

出荷実績をみると、国内向けは自動車製造業向け中心に依然勢いは弱いものの、一部業種、用途で下げ止まり傾向を示し、需要回復が遅れる国内向けに一定の期待を持たせる結果となった。輸出は、引き続き中国向け中心にアジア向けで好調、欧米向けも回復基調となった。出荷額における輸出比率は8割を超えた。実装用は昨年からの大幅な需要増が主要国向け全体で継続しており、溶接用も地域差あるものの、大幅に増加した。

一部過熱感が懸念され、世界的な新型コロナウイルス感染症の影響や地政学的リスクなど、先行きに依然不透明さが漂うものの、中国向けが需要を強く牽引する構図が継続している。

受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

１．受注

受注台数（台）	71,650（前年同期比＋59.9%） 【3四半期連続の増加】
受注額（億円）	2,502（同＋56.5%） 【4四半期連続の増加】

２．生産

生産台数（台）	59,457（前年同期比＋37.4%） 【3四半期連続の増加】
生産額（億円）	2,098（同＋32.7%） 【3四半期連続の増加】

３．出荷

総出荷台数（台）	59,693（前年同期比＋34.8%） 【3四半期連続の増加】
総出荷額（億円）	2,089（同＋31.6%） 【3四半期連続の増加】
国内出荷台数（台）	9,021（同＋21.8%） 【9四半期ぶりの増加】
国内出荷額（億円）	389（同＋12.4%） 【7四半期ぶりの増加】
輸出台数（台）	50,672（同＋37.4%） 【3四半期連続の増加】
輸出額（億円）	1,700（同＋36.9%） 【3四半期連続の増加】

3.1 国内出荷内訳

電気機械産業向け

国内出荷台数（台）	2,975（前年同期比＋57.5%） 【2四半期連続の増加】
国内出荷額（億円）	123（同＋39.6%） 【7四半期ぶりの増加】

自動車産業向け

国内出荷台数（台）	2,477（前年同期比▲1.8%） 【7四半期連続の減少】
国内出荷額（億円）	111（同＋0.0%） 【7四半期ぶりの増加】

3.2 輸出内訳

電子部品実装用

輸出台数（台）	5,363（前年同期比＋40.0%） 【6四半期連続の増加】
輸出額（億円）	776（同＋35.3%） 【6四半期連続の増加】

溶接用

輸出台数（台）	10,076（前年同期比＋59.3%） 【3四半期連続の増加】
輸出額（億円）	190（同＋34.5%） 【3四半期連続の増加】

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