四半期統計(2018(平成30)年10~12月期)

2019年 1月25日リリース

プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会

ロボット統計受注・生産・出荷実績
2018(平成30)年10~12月期及び年間【会員ベース】について

統計調査【会員ベース】について

「ロボット統計受注・生産・出荷実績 2018(平成30)年10~12月期及び年間【会員ベース】」は、当会の月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業32社のうち、回答企業32社による実績である。 なお、サービスロボットは調査対象外としている。

業況について

2018年10~12月期は、受注額が対前年同期比2桁の減少。前年同期が対前年比大幅増(受注額36.3%増)だった影響も考慮すると、鈍化傾向は鮮明ながらも底堅い状況となっている。国内は自動車産業向けを中心に堅調。輸出は米国・中国向けで減少傾向が続くが、東南アジア・欧州向けが各用途向けで堅調。

2018年は、前半は前年からの輸出を中心とした自動化需要による大幅な伸びが継続されたものの、米中貿易摩擦などを起点とする投資の先送り、一部業種向け需要の一服などにより後半は鈍化、10~12月期にいたっては先述のとおり受注額が前年同期を大きく下回り、年間としては受注額・生産額ともに対前年比微増に着地した。受注額・生産額・輸出額および総出荷額は過去最高となっている。

2018年の会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比約7.0%増の1兆100億円、生産額は同約6.0%増の9,300億円とそれぞれ過去最高を見込む。

2018年10~12月期及び年間(会員ベース)の受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

1. 受注について

【10~12月期】
受注台数(台) 45,626(前年同期比▲15.7%) 【2四半期連続のマイナス】
受注額(億円) 1,646(同▲17.7%) 【10四半期ぶりのマイナス】

 

【年間】
受注台数(台) 220,934(前年比+4.3%) 【6年連続のプラス】
受注額(億円) 7,808(同+2.8%) 【6年連続のプラス】

 

2. 生産について

【10~12月期】
生産台数(台) 49,436(前年同期比▲8.3%) 【2四半期連続のマイナス】
生産額(億円) 1,793(同▲0.1%) 【2四半期連続のマイナス】
【年間】
生産台数(台) 215,513(前年比+1.3%) 【5年連続のプラス】
生産額(億円) 7,331(同+4.7%) 【5年連続のプラス】

3. 出荷について

【10~12月期】
総出荷台数(台) 49,970(前年同期比▲5.2%) 【2四半期連続のマイナス】
総出荷額(億円)   1,813(同+1.0%) 【2四半期ぶりのプラス】
国内出荷台数(台)  12,318(同+18.1%) 【7四半期連続のプラス】
国内出荷額(億円) 506(同+8.5%) 【2四半期ぶりのプラス】
輸出台数(台)  37,652(同▲10.9%) 【2四半期連続のマイナス】
輸出額(億円) 1,308(同▲1.7%) 【2四半期連続のマイナス】
【年間】
総出荷台数(台) 215,178(前年比+2.0%) 【5年連続のプラス】
総出荷額(億円) 7,444(同+4.5%) 【5年連続のプラス】
国内出荷台数(台) 46,836(同+17.6%) 【5年連続のプラス】
国内出荷額(億円) 1,977(同+7.3%) 【5年連続のプラス】
輸出台数(台) 168,342(同▲1.7%) 【6年ぶりのマイナス】
輸出額(億円) 5,467(同+3.5%) 【5年連続のプラス】

 

3.1 国内出荷内訳(資料2・4・5)

【10~12月期】
電気機械産業向け
国内出荷台数(台) 3,229(前年同期比+3.1%) 【8四半期連続のプラス】
国内出荷額(億円) 155(同▲3.6%) 【2四半期連続のマイナス】
自動車産業向け
国内出荷台数(台) 4,207(前年同期比+21.0%) 【6四半期連続のプラス】
国内出荷額(億円) 163(同+20.8%) 【2四半期ぶりのプラス】
【年間】
電気機械産業向け
国内出荷台数(台) 12,677(前年比+8.3%) 【2年連続のプラス】
国内出荷額(億円) 604(同+1.3%) 【2年連続のプラス】

自動車産業向け
国内出荷台数(台) 16,269(前年比+18.7%) 【5年連続のプラス】
国内出荷額(億円) 655(同+13.7%) 【5年連続のプラス】

 

3.2 輸出内訳(資料1・3・5)

【10~12月期】
電子部品実装用
輸出台数(台) 3,130(前年同期比+7.9%) 【2四半期ぶりのプラス】
輸出額(億円) 502(同+12.6%) 【2四半期ぶりのプラス】
溶接用
輸出台数(台) 8,332(前年同期比▲24.1%) 【3四半期連続のマイナス】
輸出額(億円) 220(同▲19.9%) 【3四半期連続のマイナス】

(資料1,5)

【年間】
電子部品実装用
輸出台数(台) 13,501(前年比+9.1%) 【3年連続のプラス】
輸出額(億円) 2,152(同+13.4%) 【3年連続のプラス】
溶接用
輸出台数(台) 36,422(前年比▲11.6%) 【2年ぶりのマイナス】
輸出額(億円) 930(同▲9.1%) 【2年ぶりのマイナス】

 

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