四半期統計(2017(平成29)年10~12月期)
2018年 1月25日リリース
プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会
調査・統計部会
ロボット統計受注 ・ 生産 ・ 出荷実績
2017(平成29)年10~12月期及び年間【会員ベース】について
統計調査について
「ロボット統計受注・生産・出荷実績2017(平成29)年10~12月期及び年間【会員ベース】」は、当会の月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業32社のうち、回答企業32社による実績である(サービスロボットは調査対象外)。
業況について
2017年の見通しについては、17年年初、会員外も含めた年間生産額は対前年比7%増の7,500億円(会員比率77.7%)としていた。
しかしながら、会員ベースでの年間の集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示し、生産額は対前年比28.0%増の6,999億円と17年年初見通しを大幅に上回る状況で推移した。会員外も含めた年間生産額は9,000億円を視野に入れている。
2017年10~12月期及び年間の受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
1. 受注について
【10~12月期】
受注台数、受注額ともに10~12月期で過去最高となった。
受注台数(台) | 54,092(前年同期比+24.5%) 9四半期連続のプラス成長 |
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受注額(億円) | 2,001(同+36.3%) 6四半期連続のプラス成長 |
(資料5)
【年間】
受注台数、受注額ともに過去最高となった。
受注台数(台) | 211,833(前年比+35.1%) 5年連続のプラス成長 |
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受注額(億円) | 7,594(同+34.1%) 5年連続のプラス成長 |
(資料5)
2. 生産について
【10~12月期】
生産台数、生産額ともに四半期ベースでプラス成長となった。
生産台数(台) | 53,918(前年同期比+34.3%) 18四半期連続のプラス成長 |
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生産額(億円) | 1,796(同+30.5%) 6四半期連続のプラス成長 |
(資料1,5)
【年間】
生産台数、生産額ともに過去最高となった。
生産台数(台)/th> | 212,826(前年同期比+39.4%) 4年連続のプラス成長 |
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生産額(億円) | 6,999(同+28.0%) 4年連続のプラス成長 |
(資料3,5)
3. 出荷について
【10~12月期】
総出荷台数、総出荷額、輸出台数、輸出額において10~12月期で過去最高となった。
総出荷台数(台) | 52,692(前年同期比+27.4%)18四半期連続のプラス成長 |
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総出荷額(億円) | 1,796(同+24.9%) 6四半期連続のプラス成長 |
国内出荷台数(台) | 10,429(同+21.8%) 3四半期連続のプラス成長 |
国内出荷額(億円) | 466(同+16.9%) 17四半期連続のプラス成長 |
輸出台数(台) | 42,263(+28.9%) 18四半期連続のプラス成長 |
輸出額(億円) | 1,330(+27.9%) 5四半期連続のプラス成長 |
(資料1,2,5)
【年間】
総出荷台数、総出荷額、輸出台数、輸出額において過去最高となった。
総出荷台数(台) | 211,042(前年同期比+38.3%) 4年連続のプラス成長 |
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総出荷額(億円) | 7,126(同+28.5%) 4年連続のプラス成長 |
国内出荷台数(台) | 39,832(同+11.2%) 4年連続のプラス成長 |
国内出荷額(億円) | 1,842(同+10.6%) 4年連続のプラス成長 |
輸出台数(台) | 171,210(+46.6%) 5年連続のプラス成長 |
輸出額(億円) | 5,284(+36.2%) 4年連続のプラス成長 |
(資料3,4,5)
3.1 国内出荷内訳
【10~12月期】
自動車産業向け
国内出荷台数(台) | 3,478(前年同期比+12.8%)2四半期連続のプラス成長 |
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国内出荷額(億円) | 135(同+0.8%)3四半期連続のプラス成長 |
電気機械産業向け
国内出荷台数(台) | 3,131(前年同期比+28.8%) 4四半期連続のプラス成長 |
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国内出荷額(億円) | 161(同+33.1%) 4四半期連続のプラス成長 |
(資料2,5)
【年間】
自動車産業向け
国内出荷台数(台) | 13,701(前年同期比+1.5%)4年連続のプラス成長 |
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国内出荷額(億円) | 576(同+1.2%) 4年連続のプラス成長 |
電気機械産業向け
国内出荷台数(台) | 11,709(前年同期比+19.2%)プラス成長 |
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国内出荷額(億円) | 596(同+22.9%) プラス成長 |
国内需要は溶接が横ばい、電子部品実装、半導体や他用途用も伸び堅調。
(資料4,5)
3.2 輸出内訳
【10~12月期】
溶接用
輸出台数(台) | 10,973(前年同期比+33.5%) 4四半期連続のプラス成長 |
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輸出額(億円) | 275(同+26.7%) 4四半期連続のプラス成長 |
電子部品実装用
輸出台数(台) | 2,902(前年同期比+38.7%) 6四半期連続のプラス成長 |
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輸出額(億円) | 446(同+35.0%) 5四半期連続のプラス成長 |
(資料1,5)
【年間】
溶接用
輸出台数(台) | 41,194(前年同期比+29.5%) プラス成長 |
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輸出額(億円) | 1,023(同+24.7%) プラス成長 |
電子部品実装用
輸出台数(台) | 12,378(前年同期比+48.0%) 2年連続のプラス成長 |
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輸出額(億円) | 1,898(同+43.3%) 2年連続のプラス成長 |
中国向けが大きく伸びたほか、アメリカ、韓国、台湾、ドイツなど他の主要国向けも軒並み前年を上回り、需要全体を大きく押し上げた。中国向けは輸出額の43%を占める。
(資料3,5)